日本の海外旅行者総合保険 |
対応するアメリカの保険 |
参 考 |
傷 害 保 険 (基本契約) |
死亡
\1,000万 − \5,000万 |
生命保険
(企業団体あるいは個人)
$10,000から$500,000程度までいろい |
Life
Insurance - AD&D |
後遺障害
上記傷害死亡保険金に含まれる |
生命保険
(企業団体あるいは個人)
$10,000から$500,000程度までいろいろ |
Life
Insurance - AD&D |
治療費用
\600万 - \1,000万 |
医療保険
(企業団体あるいは個人)
とりあえず立替ることになるが、アメリカに戻ってから保険会社に請求できる。
$2,000,000 生涯限度額 |
Medical/Health
Insurance |
傷害、つまり事故によるケガという点では、設定できる保険金額は別にしてそれほど大きな差は無いようです。また、現時点では、海外旅行者総合保険はテロリズムによる傷害をカバーします。 |
疾 病 保 険 (オプション) |
死亡
\1,000万 - \3,000万 |
生命保険
(企業団体あるいは個人) |
Life
Insurance |
治療費用
\600万 - \1,000万 |
医療保険
(企業団体あるいは個人)
とりあえず立替ることになるが、アメリカに戻ってから保険会社に請求できる。 |
Medical/Health
Insurance
or
HMO Plans |
(該当する保険は無い。ただし傷害で歯が折れたような場合には傷害治療でカバーできる。) |
歯科保険
(企業団体あるいは個人) |
Dental
Insurance |
疾病、つまりケガではない普通の病気の範囲では少し事情が違ってきます。まず、海外旅行者総合保険では歯科治療は保険でカバーできません。またカリフォルニア州の場合、州の法律によって妊娠出産も通常の病気として医療保険でカバーされる一方、海外旅行者総合保険ではカバーされません。特に大きな違いは、海外旅行者総合保険の性質上、既に罹っている病気や持病Pre-existing
Conditionsは一切カバーされない上、1つの病気やケガの治療は発生から180日を限度としていることです。 |
損 害 保 険 (オプション) |
携行品・生活用動産
\60万程度 \3,000
免責額宿泊施設にある間と旅行中持って歩いている間の個人の携行品への損害をカバーする。現金など特定の物品は保険でカバーしない。
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住宅総合保険
の中の火災・物件(物)保険最低$20,000から |
Homeowner/Renter
Insurance - Property |
賠償責任特約
1発生\5,000万
居住・宿泊施設の利用から発生する賠償責任と旅行・生活用レンタル機器とホテル客室への損害をカバーする |
住宅総合保険
の中の個人包括賠償責任保険および
個人アンブレラ賠償責任保険
1発生$300,000に加えてアンブレラの1発生$1,000,000 |
Homeowner/Renter
Insurance - Comprehensive Personal Liability (CPL), PLUS Personal
Umbrella Liability Insurance |
家族総合賠償責任
訪問者のコートなど預かった物品での損害をカバーする。 |
住宅総合保険
の中の個人包括賠償責任保険および1発生$300,000 |
Homeowner/Renter
Insurance - Comprehensive Personal Liability (CPL) |
被害者治療費用
救急車や緊急治療センターなど訴訟防止のため被害者の治療にかかった費用をカバー |
住宅総合保険
の中の個人包括賠償責任保険に含まれる緊急医療費補償1人$1,000 |
Homeowner/Renter
Insurance - Medical Payments in Comprehensive Personal Liability
(CPL) |
個人包括賠償責任または
自動車運転者賠償責任
指定商業レンタカーを借りて事故を起こしたときの対人・対物事故について、賠償金をカバー。1事故対人\1億・対物\500万限度 |
個人自動車保険
の中の自動車対人・対物損害賠償責任および
個人アンブレラ賠償責任保険
1事故$300,000からに$500,000に加えてアンブレラの1発生$1,000,000 |
Personal
Automobile
Insurance - Hired Automobile Liability, PLUS
Personal Umbrella Liability
Insurance |
(該当する保険は無い) |
住宅総合保険
の中のベビーシッターやお手伝いさんなどの就業中の傷病をカバーする労災保険 |
Homeowner/Renter
Insurance - Workers' Compensation |
損害保険部分では、「宿泊施設」ではなく自宅やアパートなど「居住施設」にある携行品には保険が適用されない点に注意したいですね。「居住施設」にある間もカバーしたいのであれば、「海外駐在員特約」を契約する必要がありそうです。落とし穴がもう一つあります。アメリカの住宅総合保険に含まれている賠償責任保険は、保険会社があなたに代わって賠償金を支払うだけでなく、相手被害者に対応をするため弁護士など法務費用もカバーします。しかし、海外旅行者総合保険では法律上の問題から賠償金は支払うものの、保険会社による「契約者防衛機能」が無いこともあり、弁護士費用などの法務費用は全て契約者持ちになることがあります。詳しくはご自分の海外旅行保険の保険会社にご確認ください。
尚、アメリカの住宅総合保険Homeowners/Renters Insuranceに含まれている賠償責任保険とほぼ同様の効力を持たせるには、日本の海外旅行者総合保険に「賠償責任特約」と「家族総合賠償責任」の2つを必ず契約する必要がありそうです。 |
特 殊 損 害 保 険 (オプション) |
救援者費用
航空機寄託手荷物遅延
航空機遅延費用
旅行変更費用
航空機遅延等費用 |
(該当するアメリカの保険は無い) |
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この部分は、海外旅行者に必要とされるユニークで特殊な保険内容なので、アメリカの一般的には含まれていません。 |